「コーチングと物理学と生命②」苫米地式コーチング認定コーチ いしい たかし

先日のブログでは、「古典物理学から量子力学へ」の変遷をかいてみました。

知っているか、いないか、で世界観はかわります。

その意味で、学ぶことは面白いです。

 

ということで、

今回は、

 

「観測から関与へ」

 

 

量子力学は電子(素粒子)を観測することにより発展したということができます。

電子を観察した結果、電子の位置と運動は、ニュートン力学による決定論的因果律に従わないことが認められたのです。

そして、必ず観測者の行為によって影響を受けます。

だから、観測ということは意味を為さず、実在するものは「関与」のみであることが明らかになりました。

すなわち「客観的存在」そのものが意味を為さなくなったのです。

2人の理論物理学者の言葉です。

「たとえば、電子はおなじ位置にとどまるかと問うなら“否”と答えねばなるまい。では、電子の位置は時間と共にかわるのかと問うなら“否”である。電子は静止しているのかと問うなら“否”と言わねばなるまい。では、電子は運動しているのかと問うなら、これも“否”である。」

(T・R・オッペンハイマー)

「原子の段階まで自然の構造を下ってくると、時間と空間との中での客観的な世界は、もはや存在しない状況となり、理論物理学の数学的記号は、事実ではなく可能性のみ言及することになるのである。」

(ウェルナー・ハイゼンベルグ)

これが不確定性原理であり、その可能性を示したのが、シュレディンガーの波動函数です。

 

ところで、最近見はじめた海外ドラマ『ブレキング・バッド』の主人公が、裏の世界では、ハイゼンベルグと名乗っていました。

まじめな人生を送っていた教師が、病をきっかけにどんどん変わっていきます。

第2の人生という観点から見ると、とても興味深いですね!

 

 

それはさておき、

 

「シュレディンガーの波動函数」

 

電子の存在(位置と運動)は、測定行為によって影響を受けますが、その範囲は決まっており一定の確率に従います。

それは電子が粒子であると同時に波であることに由来するものであると解釈されています。

 

そこで、電子は粒子であって波であるということについて考えてみます。

図1を見てください↓

 

光源があって乾板があって、その間に1カ所スリット(孔)のある幕があるとします。

光がこの乾板に当たって、どのように映るかというと、まっすぐ一点だけにポンとした光が映るのではありません。

濃く光る部分とその周りに薄くボヤッとした部分が映ります。

これは、光というのは波であって、多く光がいくところと少ししかいかないところがあって、明るいところと薄いところができるのです。

 

ところが、光源をしぼっていって1個のフォトン(光子)だけを発射することができます。

これを観測すると、図2のように、ニュートン力学が示すように①の観測点に当たります。↓

 

 

光子は粒子です。

ところが1万発の光子を観察せずに発射しますと図1のような明暗になるのです。

ということは、電子というものは、光源から出てまっすぐいくものもあれば、上へいくものも、下へいくものもあるわけです。

一個一個の電子です。

それで一万発打ったら中心の明るいところのまわりがぼんやりして見えるのです。

有名なのが、二重スリット実験です。

A・Bに穴があいていて、図3のようにBを閉じると光は乾板の中で、Cが一番よく光って、後はずっと上下に段々薄くなっていくわけです。↓

 

 

これがBを閉じたAのみの時です。

ところが図4のようにAとBの両方開いた時には、きれいな縞模様が乾板にでてくるわけです。↓

 

 

即ち、光という粒子が相互干渉をして、一つの時は全体にボーっとなるけれど、二つ開いた時には、縞模様ができるのです。

この光子の位置と運動の可能性を示したのが、シュレディンガーの波動函数ということができるでしょう。

光源から出た1個の光子は、ニュートン力学の因果律に従わないで、シュレディンガーの波動方程式が示す確率に従うのです。

この事実からコペンハーゲン解釈が生まれました。
次回に続く…

 

ところで、コペンハーゲンを検索したら、いま、バルセロナでは、モバイル業界で世界最大のイベント「Mobile World Congress」が開催されてるんですね。

コペンハーゲンの若手ベンチャーが紹介されていました。

 

VRの未来がこれからも楽しみですね。

AIもどうなっていくんでしょうか!?

アイトラッキングを制する者が“VR”を制す?【MWC 2016 Vol.25】

 

コーチングは、学ぶと面白いことになります。
楽しんでいきましょう!

 

苫米地式コーチング認定コーチ

いしい たかし

 

「福祉施設でのコーチング活動」苫米地式コーチング認定コーチ いしい たかし  ZCOACHING

本日は、青山龍マスターコーチの社会貢献コーチング活動のサポートをさせていただきました!

今回は、音楽を通した活動で、演奏を聴いていた方々も、「よかったよ、よかったよ。」と皆さん大変喜んでいただきました!

青山マスターコーチや、協力いただいた認定コーチの方々には、心から感謝致します!

今後も、まごころ込めた価値の提供を、完全WANT TOで、続けていこうと思います。

ありがとうございました!
 

詳細はこちら↓
青山龍マスターコーチのブログ

  
  

  
   

 

苫米地式コーチング認定コーチ
いしい たかし

「コーチングと物理学と生命①」苫米地式コーチング認定コーチ いしい たかし

コーチング理論は、膨大な理論体系の上に成り立っているので、抽象度がとても高いものとなっています。

苫米地博士の本で、さらっと書いてあることの裏側には、大変な情報量があります。(当然ですが!!)

 

博士の著書を読んで、より理解し、実際に日常生活や、仕事場で活用していくために、前提としての科学や、宗教の知識を少しまとめてみようと思います。

 

完全理解というか、ヒューリスティックに!(謙虚!)

 

というわけで、

 

「古典物理学から量子力学へ」

 

古典物理学(ニュートン力学)は客観的世界が存在するという前提に立っています。

意識を持つ存在(自)に対して客観的存在(他)があります。

(自)と(他)は各々が個的存在として認められます。これを相対次元における個的存在といいます。

(自)と(他)の存在(位置と運動)を観測して、その存在を普遍的に表現することができます。

「月」は客観的存在であり、その位置と運動を普遍的に表現することができ、一年後の位置と運動を正確に予測することができます。

そしてニュートン力学は普遍的な真理として君臨してきました。

 

 

医学知識などもこの基盤において成り立っています。

 

 

 

しかし、これは仮説であることが明らかになりました。

医学知識などは、仮説のうえに造られた知識なのです。

医学的な知識が普遍的な真理であると、思いこまされてはなりません!(<(`^´)>エヘン!)

仮説の上に立った知識なのですが、たまたま機能的な面で役に立つことがあるから使っているだけなのです!(だからこそ、すばらしいのですが!!)

医学知識というものは、仮説の上に造られた知識であることを忘れてはなりません。

 

そうです。

 

量子力学は、客観的な世界は存在しない、ということを明らかにしました。

世界について客観的な知識を持つことはできないのです。

(自)が(他)の存在(位置と運動)を測定しようとする時、(自)の行為によって(他)の存在(位置と運動)は影響を受けます。

それ故、存在するものは客観的ではなく、「私がしかじかと測定するもの」であって普遍性は無いというのです。

 

「月」は「私」が見た時にのみ存在し(私の見た月)、「私」が見ない時に存在する「月」は意味を持たない。(貴方の見た月)は(私の見た月)と同じものではないのです。

 

ウェルナー・ハイゼンベルグは言っています。

『わたしたちが観察しているものは自然そのものではない。わたしたちが自然だと言っているものは、わたしたちが問いかけた方法に対して姿をあらわした自然だということを覚えておかなければならない。』

 

 

例えば、多くの人は、誰が見ようと見まいと月があると信じています。

全ての人々に対して月は客観的存在であると確信しています。

 

 

それが常識です。

 

 

一年後に月がいつどこに現れるかは、計算したらその通りになると思い込んでいます。それが、古典力学(ニュートン力学)です。

私もそう思い込んでいました。

しかし、実は間違いなのです。

非常に小さな誤差ですから、恰も予測できるように思いますけれども、正確には予測できないのです。

 

 

わかりやすく言いますと、私が見た月は、私が見るという行為によって、変化する。

私が見た時だけ、私の見た月はあります。

私が見ない時、貴方が見ていて月はあったとしても、それは貴方が見た月があったのです。

私の見た月とは違います。

それが量子力学の世界なのです。

 

 

ウェルナー・ハイゼンベルグが言っているのは、物理学というのは自然を客観的に観察しようとするのだが、物理学者が観察している自然というのは自然そのものではなく、観察する行為に合わせて顔をあらわした自然だということです。

 

コーチングもヒーリングも医療行為も、その「みる」方法に合わせて顔を出したクライアントの一部です。

 

医療行為の肝機能検査の例で言えば、データとして顔を出した肝機能の一部だけを知っているだけで、その人の肝機能全部を知っているわけではないのです。それが科学的態度です。

 

その意味で、映画『マトリックス』はとてもおもしろいです!

http://youtu.be/t9qqLrdOzDg

こうした前提知識があると、コーチング理論の運用段階で、より早く、より効果的に活用できるかと思います!

私は、昨年1月、赤字の事業所に管理職として就職し、コーチング理論を活用しながら、やる気のなかったスタッフをやる気で溢れさせ、自主的に判断する組織に変革し、黒字に転換させることができました。

 ※写真は、収支表の上に、上司が貼った付箋のメモです。

 

 

理論のつかい方は、ほんちょっとのコツです。
こうした前提知識だったりします。

 

すごい人である必要はなかったりします。

 

次回は、シュレディンガーの波動函数とコペンハーゲン解釈にも触れたいと思います!

 

 

苫米地式コーチング認定コーチ
いしい たかし

 

 

 

 

 

 

 

「生命の本性」苫米地式コーチング認定コーチ いしい たかし ZCOACHING

生命の二つの本性。

尊い宇宙でただ一つの生命。

その生命は、他の生命(動植物)を殺さないと生きていけない、
という二つの絶対矛盾。

「共生」という言葉をよく聞く。
しかし、

個の価値観では、共生は成立しない。

種の価値観に立った時、はじめて共生は成立する。

個々の生命(部分)と
循環する生命の大河(全体)。

循環する生命と考えたときに、共生は成立する。
  

苫米地式コーチング認定コーチ
いしい たかし